相続対策と言っても何をしたら良いのか分からず、ダラダラと後回しにしていませんか?
相続対策を怠ると、相続税を多く支払うだけでなく、親族の関係にヒビが入ってしまうこともあります。
そうならないための相続対策として、最低限押さえておきたい2つのことをご紹介します。
相続税はどのくらいかかるのか
相続税の計算方法は決まっており、遺産に係る基礎控除額は以下のとおりです。
3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
法定相続人とは、相続を受ける人のことを指します。
例えばAさんが亡くなり、妻Bさん、子どもCさん、子どもDさんが相続人となった場合、
3,000万円 + 600万円 × 3人 = 4,800万円
が基礎控除額となります。
つまり、この場合Aさんの遺産が4,800万円以下なら相続税はかかりません。
相続税がかかる人は8〜9%程度なので、ほとんどの人はかからないと思って大丈夫です。
遺産をどう分割するか
相続人になる人は、配偶者 + 子ども or 親 or 兄弟姉妹 です。
配偶者は常に相続人であり、1)子ども、2)親、3)兄弟姉妹、の順で相続人になります。
では、遺産をどう分割するのでしょうか?
1番に優先されるのは、遺言による分割です。
本人が書いたと証明できる遺言があれば、その通りに分割されます。
遺言がなければ、相続人全員の話し合いによって分割の割合を決めます。
この話し合いが親族の関係を悪くしてしまうこともあるので、話し合いは慎重に行いましょう。
話し合いで決める際の参考程度に、法定相続分というものがあります。
あくまで参考程度なので、できれば話し合いで決めたいですね。
相続は思いやりが大事
今回は、相続でおさえておきたい2つのことをご紹介しました。
相続において最悪のパターンは、人間関係が悪くなってしまうことです。
目先の利益だけを見るのではなく、広い視野を持って相続対策を行いましょう。
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